歯が「しみる」「痛い」・・・そんな時はすぐ相談
冷たいものを口にした時、歯が「しみる」「痛い」などということはありませんか? それは、虫歯または知覚過敏のサインです。継続しない痛みであればつい放置してしまいがちになりますが、そうしているうちに症状がどんどん進行してしまうこともあります。ちょっとしたサインも見逃さず、できるだけ早めにご来院ください。
もしかして知覚過敏??
歯がしみた場合、まず頭に浮かぶのが虫歯ではないでしょうか? しかし、知覚過敏である可能性もあります。知覚過敏は、歯ぎしりや噛み合わせの不具合、また強すぎるブラッシングなどの積み重ねによって、歯根がすり減ることが原因となり発症します。
しみているだけ……と放置していると、すり減りが増し、虫歯などの原因になることもあります。進行を止めるために、早めに診察を受けましょう。また、痛みがひどい場合には、薬剤で患部をコーティングすることによって痛みをやわらげることもできますので、お気軽にご相談ください。
やっぱり虫歯かも?
歯がしみたり痛んだりする原因が知覚過敏でない場合には、やはり虫歯の可能性があります。虫歯は進行すればするほど削る部分が広がってしまい、残念ながら治療で削ってしまったら二度と元には戻りません。また、虫歯が進行すれば最終的には歯を失ってしまうことにもなります。虫歯と疑われた時には、できるだけ早く診察を受け、適切な治療を受けましょう。
虫歯の進行段階と治療法について
進行段階 | 症状 | 治療法 |
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C0【ごく初期の虫歯】
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歯の表面のエナメル質が溶け始め、白く濁っている状態。まだ歯に穴はあいておらず、痛みなどの自覚症状はありません。 | 適切なブラッシングやフッ素塗布で治ることがあります。 |
C1【エナメル質の虫歯】
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歯の表面のエナメル質がさらに溶け、黒ずんでいる状態。冷たいものがしみることがありますが、まだ痛みはありません。 | 虫歯に冒された部分を削り、レジン(歯科用プラスチック)を詰めて治療します。 |
C2【象牙質の虫歯】
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エナメル質の内側にある象牙質まで虫歯が進行した状態。冷たいものや甘いものがしみるようになり、ときどき痛むこともあります。 | 虫歯に冒された部分を削り、 インレー(詰め物)で補います。 |
C3【神経まで達した虫歯】
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神経まで虫歯が進行した状態。熱いものがしみるようになるほか、何もしていなくてもズキズキと激しく痛むようになります。 | 神経を除去し、神経が入っていた管(根管)の内部を消毒して薬剤を詰める根管治療を行い、 クラウン(被せ物)を被せます。 |
C4【歯根まで達した虫歯】
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歯の大部分が溶けてなくなり、歯根まで虫歯に冒された状態。神経が死に、痛みはなくなりますが、歯根部に膿が溜まると再び痛みが出ます。 | 多くの場合、抜歯が必要です。抜歯後、 入れ歯やインプラントなどで失った歯の機能の回復を図ります。 |